登山靴は、登山用具の中で最も重要な道具。
靴のトラブルは重大な事故にも繋がる恐れもあり、適切なお手入れと保管を心掛け、出来るだけ長く使用できるようにしたいもの。
登山靴のメンテナンスの基本的な流れは、「①汚れを落とす⇒②乾燥させる⇒③撥水処理⇒④保管」の手順となる。
①汚れを落とす
登山靴のアッパー部分は、靴用ブラシ等で汚れを落とし、汚れがひどい場合は水洗いをする。
水洗いの際は、あまりごしごししないように、また、靴内部に水が入らないように注意する。
専用洗剤も市販されている。
ソール部分は、シューズブラシや歯ブラシなどを使用して水洗いし、つまった石などはドライバーなどを使って取り除く。
靴紐は、汚れがひどい場合は外し、ネットに入れて洗濯機で洗う。
②乾燥させる
靴の中敷きは、使用するたびに取り出し、しっかり乾燥させる。取り外した状態で靴の内部も乾かす。直射日光を避け、風通しのよいところで数日間かけて乾かしましょう。
③撥水処理
撥水処理は、汚れを取り除き、乾燥を済ませた状態で行う。汚れがついたまま撥水処理をしても効果が得られない。
皮革製ブーツの場合は、保革クリーム⇒撥水スプレーの順で塗布し、自然乾燥させる。
保革剤入り撥水剤なども市販されている。
※保革クリームや撥水剤は、靴の素材に合ったものを使用するよう、靴を購入したお店(メーカー)に相談することをお勧めします。
④保管
室内で、湿度が高くならない場所で、直射日光を避けて保管する。ときどき窓を開けて風通しにも気を配りたい。
車のトランンクに入れっぱなしなんていうのはNG!