降り積もった雪の静かな森の中を、動物の足跡を追いかけながら、思い思いに自分だけのトレースを描いていく。
スノーシューの浮力のお陰で、コースを外れて深い雪の中も歩くことができる。
誰も歩いていないバージンスノーを狙って、ふかふかの雪と戯れる。
下りの斜面では、駆け降りることもできるのも楽しみのひとつ。
登りは、ヒールリフターを使えば、普通に歩いて登ることを考えたら、ずっと楽に歩ける。
普段は気付かなかった動物たちの鼓動を感じる。雪の上だと動物の足跡がはっきりと残り、そこにさっきまで、どんな動物がいたかがわかる、アニマルトラッキングも可能。ときには、本物の動物に出会えるかも。
普段は考えれない、湖上ウォーキングを楽しむこともできる。
高い山に登らなくても、自然の中に身を置き、これまでに感じたことのない解放感に酔いしれる。
そんなスノーシュートレッキングの醍醐味を味わってみたい。
スノーシューの装着方法、歩き方、注意点。
装着方法
スノーシューを装着するときは、必ず雪のある所で行う。
スノーシューは通常左右があり、バックル(留め金)が外側にくるようにスノーシューを置く。
靴の裏の雪を取り除いてから足を置く。
すま先のストラップから順に締め、最後にかかと側を締め、足をしっかり固定する。
歩き方
スノーシュー同士がぶつからないよう足を平行にして、少し開き気味にする。ハの字や逆ハの字になるとスノーシューの前後がぶつかるので、平行にすることを心掛ける。
大きなスリッパを履いたような感覚で前に進む。テール側は引きずってよい。
また、スノーシューのときは、ポールを使うと歩行がより安定するので、セットで利用しよう。
後 退
スノーシューを履いて後ろに下がるのは危険! テールが引っかかって転倒する恐れもある。
後ろに進みたいときは、回り込んで方向を変えるか、スキーのキックターンの要領で回転してから前に進みましょう。
登りの歩き方
緩斜面では普通に歩けばよいが、急な斜面では、ずり落ちないよう、つま先を斜面に蹴りこんで「キックステップ」の要領で登る。
ポールは、スノーシューの外側に刺し、体重がシューズの中心にかかるよう心掛ける。
登りでは、ヒールリフト機能が力を発揮する。ヒールリフトは手やポールで上に持ち上げる。足の負担が軽減できる機能。
下りの歩き方
下り斜面では、雪面にかかと部分から降ろす要領で足を運ぶ。前のめりになりすぎず、腰が引けないよう心掛ける。
急斜面を降りる場合は、斜めの角度でジグザグに下りていく。
緩斜面なら下りでは、駆け降りることもできる。
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