八ヶ岳及びその周辺の山々では、10月にもなると初雪の便りがきかれるようになります。山麓の天気予報では雨でも、山の上では雪が降ることもしばしばあります。天気や気温の予報から雨か雪にななるかを判別することが重要になってきます。
一般に湿度と気温との関係によって雨か雪かが決まってきます。例えば気温が同じ4℃でも湿度が70%以上だと雨になり、60%以下だと雪になるといった具合です。
天気や気温の予報を見るときに注意したいのは。その気象予報の基準となる観測所の地点が、どの程度の標高にあるのかを知ることです。その観測所の標高がわかれば、登る山の標高に対応した予想気温を算出することができます。一般に気温は標高100m上がると0.65℃下がるので、例えば標高500mの観測地点の予報気温が10℃だとしても、標高1500mの山では6.5℃下がり、3.5℃ということになり、天気や湿度によっては雪になる可能性があります。
以下に例として、北杜市の天気予報の気温から北杜市周辺の山の気温を算出した早見表を作成してみました。雨予報の場合に雪になる可能性がある気温を水色にハイライトしています。
但し、湿度は考慮されたいません。
こちらを参考に、観測地点と登る山の標高から気温を算出し、雪の可能性を判別してみてください。
尚、観測所の標高は気象庁のホームページに掲載されています。
気象庁HP 県別地点ごとの観測所についてはこちらをご覧ください。
(※県をクリックし、各地点にカーソルを合わせるとその地点の標高等が表示されます。)