夏山ではストック(トレッキングポール)を使用しない方でも、雪山ではストックの必要性が増します。
一般に登山におけるストックの主な役割は、
①バランスの確保
➁歩くときの推進力
➂下りの時の着地の衝撃力の吸収
があり、雪山では特に積雪が多い時は①や➁の要素が大きくなります。
雪道では足をとられたり、スリップする可能性が多くなり、雪山登山ではストックは必需品と考えます。
夏山でも同様ですが、雪山でも①~➂の効果を十分に発揮するためには、ストックは2本で使用(ダブルストック)することになります。また、ストックが雪に潜らないようスノーバスケットを取り付けることも忘れないようにしましょう。バスケットを付けないと雪山では全く使い物になりません。
ストックは、スノーシューや軽アイゼン、12本爪・ピッケル使用の全ての雪山登山で必要となります。