アルプスデビュー!北岳で高山の醍醐味を味わう
2024年7月18日(木)~19日(金)で、南アルプスの北岳に登ってきました。カスタマイズガイドプラン(プライベートプラン)で女性お二人を国内第2位の高峰にお連れしました。
コースは草スベリコースから肩の小屋1泊の往復です。
朝早い出発でしたので、途中で朝食のお弁当を食べながらゆっくりと登りました。
樹林帯の長い長い急な尾根を白根御池小屋を目指してひたすら登ります。スタートから2時間余り、やっと傾斜が緩み、山腹をトラバースしていくと、水しぶきがキラキラ光る滝があり、周りにはミヤマハナシノブなどの花が咲き、しばし撮影タイム。ここまで来れば白根御池まではあとわずか。
白根御池小屋で大休止。
次は草スベリの長い急登ですが、ここからは展望も利き、お花畑の中を登るので気もまぎれます。
草スベリでは、ハクサンフウロ、グンナイフウロ、タカネナデシコ、ミヤマキンポウゲ、マルバダケブキ、ウサギギク、イブキトラノオ、ヨツバシオガマなど色とりどりのお花を愛でながら登りました。
そしてスタートから約5時間、やっとの思いで樹林帯を抜け、稜線にでました。
稜線からは目指す肩の小屋や北岳が見え、富士山をはじめ甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳ものぞめました。
稜線では、また違った高山植物が待っています。チングルマ、イワカガミをはじめ、ハクサンイチゲ、イワツメクサ、タカネツメクサ、ミヤマミミナグサ、チシマギキョウ、シコタンソウなどが稜線を飾っていました。
ちょっとした岩場・クサリ場を経て今日のお宿、肩の小屋に到着。
小屋に到着すると、ちょうど小屋の荷揚げでヘリコプターの飛来する様子も見れました。
まだ時間もあり、体力に余裕もあったので、荷物を軽くして、北岳山頂を往復しました。
ミヤマオダマキやミヤマキンバイ、ベンケイソウ、珍しいタカネマンテマなどまた違った種類の高山植物に出会えました。
翌朝は霧の強風でしたので、初日に登頂して正解でした。念願叶っての登頂にお客様も喜びひとしおのようでした。
山小屋ではライチョウのお話をしたり、小屋前からの景色を楽しんだりしました。
高山の稜線歩き、高山植物の鑑賞、稜線歩き、国内第2位の高峰からの富士山の眺望など、まさに高山の醍醐味を味わった2日間でした。
参加者の声
今回のお客様からは以下のメッセージをいただいております。
「アルプスへの興味がさらに高まった。」
「山登りを始めてから一番の目標としていた北岳登頂が実現できて、
楽しいお話をたくさんありがとうございました。」
「高山植物について教えていただきながら登るのが楽しかったです。お陰様でずっとワクワクしたまま山頂まで着いてしまいました。また、安全な登山下山の方法を教えていただいたのも、今後のためになりました。自分たちでただ登って下るより北岳のことをよく理解でき、北岳という山にも愛着が沸いて貴重な経験になりました。」
(30代女性)
コメントをお書きください