入笠山 読図講習会
2023年7月30日(日)に夏の山野草が咲き乱れる入笠山で、今年2回目の募集ガイドプラン・読図講習会開催しました。都会では連日猛暑が続く中、標高1800mの涼しい風が心地よい入笠山周回コースで実施しました。このコースは谷地形を学ぶのによいコースです。
入笠湿原では山野草を見ながら写真を撮ったり楽しんだ後、いつものようにヒュッテ入笠(旧マナスル山荘)前から読図講習を開始。地形図の見方やコンパスの使い方など読図は初めてという方でも理解できるよう解説。その後コース上で現在地確認をしながら歩きました。
本コースは基本的には沢沿いの道を歩き、谷地形の特徴を中心に学びます。
入笠山の登りでは、尾根地形の特徴、小ピークの現場を確認します。
GPSではできない、すすむべき方向をコンパスを使いながら確認します。
読図は、地形図と実際の地形を照合する作業。コンパスがなくても9割がた現在地を同定することは可能です。
地形を体感し、地形図と見比べる作業の繰り返しです。
何度もやっていくうちに徐々に慣れてきます。
最後に入笠山にも登頂し、コンパスを使って山座同定の練習もしました。
今回は、谷地形がメインでしたが、尾根地形中心のコース(日向山古道など)も次に体験することでより理解が深まっていっくことでしょう。
読図をマスターすれば、一人でもはじめての山を歩くことができるようになります。また雪山を目指すような方にとっては必須のスキルとなります。
参加者の声
普段あまり地図を見ることがなかった方でも、読図のポイントをおさえることができ、今後の登山で地形図を見るようにしたいといったご感想をいただいております。今回の読図講習会では、読図を学ぶこと以外でも、テイ沢の沢沿いのコースの面白さや入笠湿原のお花なども楽しく鑑賞できたようでした。
ご参加いただいた女性のA.N様のご感想です。
「少人数なのですぐに質問できてよかった。」
「お花がきれいだったことと、少人数だったのでリラックスして歩けたこと、わからないことをすぐにいろいろ質問できたことがよかった。
地図読みのはじめの一歩ができたようなので、これからもっと勉強したいと思います。」
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