親子で南八ヶ岳縦走登山
2023年7月16日(日)~17日(月)、3連休の後半2日間で硫黄岳~赤岳の南八ヶ岳縦走登山に親子お二人(お母様と中学生の男のお子様)をプライベートガイドで案内しました。お二人は昨年赤岳登山に案内した方で、今年はさらにステップアップした挑戦でした。
3連休の後半は天候にも恵まれ、2日目の17日は朝から快晴の好天でした。
1日目は美濃戸から赤岳鉱泉を経て硫黄岳への行程、雲が多い日でしたが、赤岩の頭に着く頃にはガスもとれ、硫黄岳~赤岳の稜線も見えるようになりました。3連休とあって赤岳鉱泉や硫黄岳周辺には大勢の登山者が訪れる中、ほぼコースタイムで硫黄岳山頂に到着しました。
この時期、南八ヶ岳の稜線では高山植物の開花も種類豊富となり、今回観察できたものとしては樹林帯も含めて、ざっと以下のとおり。
ゴゼンタチバナ、クルマユリ、タカネニガナ、ミヤマダイコンソウ、チシマギキョウ、シコタンソウ、コマクサ、コケモモ、タカネサギラン、ミヤマオトコヨモギ、タカネツメクサ、ミヤマミミナグサ、ミヤママンネングサ、イブキシャコウソウ、ヤマブキショウマ、ウサギギク、ヨツバシオガマ、ミヤマシオガマ、ミヤマオダマキ、ムシトリスミレ、イワオウギ、ムカゴトラノオ、オンタデ、コバノコゴメグサ、ヤツガタケキスミレ、グンライフウロ、ネバリノギラン、テガタチドリなど、色とりどりの高山植物が稜線を飾り、観察しながら歩きました。
いくつ覚えてもらえたでしょうか?
宿泊先の山小屋は、硫黄岳山荘。
硫黄岳山荘の食事はデザートつき洋風の凝った食事がいただけます。
2日目はいよいよ稜線歩き。台座の頭から横岳(奥の院)を経て、地蔵の頭、最後は昨年も登った赤岳に違ったルートで登りました、ゆっくりと景色や高山植物の写真を撮りながら歩きました。
お二人とも体力もあり、鎖場や梯子などアスレチックのように楽しいでいました。
赤岳で記念撮影をして、昨年も歩いた文三郎尾根から行者小屋におりました。行者小屋でも記念撮影をして南沢コースを無事下山しました。
2日間あると山での様々な体験が可能となり充実した山行になります。夏のよい思い出になればいいなあと思います。
参加者の声
「ペースを作ってもらい、無事縦走できたことに感謝」
「2日間天候に恵まれて、自分たちが歩く稜線が見えたこと、実際に最後まで歩くことができたこと、山の緑と空の青がすごく綺麗だったこと、北アルプスや南、中央、富士山までくっきり見えたこと、コマクサの群生など多くの高山植物が見られたことがよかった。」
「登山中は要所要所で立ち止まって高山植物の説明や、写真をとる時間をとっていただいたので楽しかったです。」
「体力・気力がどこまで持つか不安でしたが、様子を見ながらペースを作ってくださり、無事縦走ができたことに感謝です!綺麗な稜線を見ながら歩くことを楽しみにしていたので感動しました。」
(縦走登山が初めてのお子様からの感想)
「登りは結構辛かったけどコースタイムって言われて嬉しかったです。天気が良くて稜線が見られたし、高山植物の説明で知らないことをたくさん知られて、花がとても綺麗でした。雷鳥の保護活動の話を聞いて、真っ白の雷鳥を見てみたいです。横岳~赤岳への急登を見てヤバイと思ったけど、意外といけました。横岳への登りや下りで、ここに足を置いて、とか的確なアドバイスをしてくれて、アスレチックみたいで楽しかったです。」
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