入笠山で入門・読図講習
2023年6月24日(土)に登山初心者向けの募集ガイドプラン・読図講習会を山野草の咲く入笠山で実施しました。
日本スズランは終盤を向え、レンゲツツジが見頃を迎える中、入笠山の周回コースをたどりながらの実践的な地図読み講習を行いました。
入笠湿原では山野草を観察した後、ヒュッテ入笠(旧マナスル山荘)前から読図講習を開始。地形図の見方やコンパスの使い方などを解説。その後参加者に前を歩いてもらい、予め地形図に記された10箇所程度の地点(現在地)を確認していきました。
本コースは基本的には沢沿いの道を歩き、谷地形の特徴、幾重にも入り込む沢を同定していきます。
入笠山の登りでは、尾根地形の特徴、小ピークの現場を確認します。
読図は、地形図と実際の地形を照合する作業。コンパスがなくても9割がた現在地を同定することは可能です。
地形を体感することが読図では重要な要素となります。
はじめピンときていなかった参加者もいくつもの現在地を確認していくうちに、地形が読めるようになっていく様子が伺えました。
今回は、谷地形がメインでしたが、尾根地形(日向山古道など)も次に体験するとさらに読図の理解が深まっていっくことでしょう。
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