テント泊初心者のための赤岳1泊テント泊実践コース
2023年6月3日(土)-4日(日)、八ヶ岳開山祭の日、行者小屋にテント泊で赤岳に登るプライベートガイドを実施しました。
3日は台風の影響で朝まで雨が残り遅い出発となり、南沢は増水し途中渡渉を強いられました。その日は行者小屋までとし、翌日に早朝から赤岳に登りました。
2日間とも台風一過のよい天気に恵まれましたが、台風の影響で予定を変更しながらの山行となりました。
南沢の途中では、橋を渡ったところに普段はない沢の流れができていました。少し上流の流れの弱いところに石を並べて渡渉しました。ここは帰りには流れが小さくなっていて難なく渡れました。
南沢コースでは、ホテイラン、ツバメオモト、シロバナノヘビイチゴ、コミヤマカタバミ、コイワカガミやキバナノコマノツメなどが咲き始めていました。
13:00頃、行者小屋に到着。この日はテントを設営するだけで、登頂は明日に持ち越しました。
行者小屋ではテントが20張りくらいありましたが、行者小屋の裏側の高台は貸し切り状態でした。
午後は少し時間があったので、中山展望台を散策しました。展望台からは硫黄岳~横岳~赤岳~阿弥陀岳の稜線がまじかにのぞめます。
夕食は行者小屋前のベンチで、それぞれバーナーとコッフェルで調理をしました。お客様は予め香味野菜の和え物をジップロックに入れて準備され、麺を茹でて和え物を添えて涼しげな料理を披露、私はスープパスタとパンとビールで乾杯!
翌朝は霜が降りるほど気温は下がり、それぞれで朝食をとり、6:00に登山開始。
今回は地蔵尾根から登り赤岳に登頂、文三郎尾根を下りました。
行者小屋では山小屋ランチの牛丼やラーメンを食し、下山しました。
今回のお客様は、昨年のオーレン小屋でのテント泊講習に参加された方々でした。赤岳登頂は2度目とのことでしたが、テント泊という1行程が加わることにより、登山スキルや山での経験値が増したことと思います。
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