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日向山古道での読図講習

日向山古道を辿る読図講習

日向山古道 読図 講習会
日向山古道ではミツバツツジが彩を添えていました。(5/21)

2023年5月21日(日)に日向山の古道を辿る読図講習にご夫婦をご案内しました。高曇りで遠方の景色は見られませんでしたが、時々晴間も見られる穏やかな天候の一日でした。

 

日向山古道 読図講習会
登山者も道標もない古道

日向山の古道で実施する読図講習会は、読図ははじめてという入門者の方向けの内容となっています。

最初に地形図の見方、山の地形の特徴などから解説します。

日向山古道 読図講習会 読図入門
古道に見られる古の面影

新緑が眩しい季節、読図スタート地点に移動し、読図の目的、読図とは何をすることか、コンパスの使い方などを解説しました。またこれから進む道を先読みし、地形の特徴を把握します。

ルート上をいくつかのブロックに分け、上記を繰り返し実施します。 

日向山古道 読図 講習会
この時期、下部でオレンジのヤマツツジ、上部ではミツバツツジおピンクが古道を彩っていました。

繰り返していくうちに、コンパスの使い方も把握でき、歩きながら実際の地形が地形図ではどのように表現されているかを確認していきます。

読図では地形や距離、標高差を体感し、山の地形を体で覚えていくことが大切な要素となります。

 

日向山古道 読図 講習会
山頂はガスっていましたが、時折八ヶ岳が顔をのぞませていました。

古道では登山者には一人も出会いませんでしたが、山頂には日曜日とあって大勢の登山者が訪れていました。

 

山頂ではコンパスを使用した山座同定を行い、下山では参加者に先頭を歩いてもらい、予めナンバリングした現在地を特定することにチャレンジしてもらいました。

 

 

 

日向山古道 読図 登山ツアー
現在地を確認しながら歩く参加者

今回は、わからないことは何度も質問され、読図を理解することに熱心なお客様でした。日向山古道はある程度山歩きの経験者向きのコースですが、慣れた様子でスムーズに登下降されていました。

 

読図は一度ではなかなかマスターはできませんが、地形図とにらめっこをしながら何度か山を歩くことがマスターする近道です。

 

※読図講習登山では、初心者向きのコース(入笠山)のプランもご用意しています。