今回のコースは、北八ヶ岳の３つのピーク　高見石、中山、ニュウと５つの苔の森　白駒の森、カモシカの森、オコジョの森、ニュウの森、もののけの森を繋いで歩く静かな山歩きが魅力です。

この時期はほぼ全行程に積雪があり、白駒池手前から右に折れ高見石方面に向かってすぐにアイゼンを装着することになりました。

高見石小屋はこの日は営業しておりませんでしたが、ひとつ目のピークである高見石に登り記念撮影。

高見石から今回一番標高の高い中山に向かう登山道では、積雪も多くなり雪質も柔らかい雪へと変わります。

中山展望台からは南側には天狗岳、北側は蓼科山までのぞめました。 

中山からニュウへの道は、所々夏道が出ていて、雪を踏んだり、岩場を歩いたりしました。途中、断崖絶壁の見通しの良いスポットから稲子岳や天狗岳、硫黄岳の景色を眺めました。

今回３つ目のピークであるニュウでは遠く富士山ものぞめ、山頂でランチタイムとし、記念撮影などをしながらゆっくり過ごしました。

ニュウから白駒池に戻り、白駒池を周回し、もののけの森、青苔荘を辿り、白駒荘で最後の休憩をとり、駐車場へと戻りました。

今回のお客様は苔にも大変興味を持たれ、熱心に写真を撮られていました。

「残雪期ということで、カチカチに凍ったところや少し溶けてシャリシャリしたところ、雪がなく岩が出ている場所などいろいろなバリエーションのところを軽アイゼンで歩くことができて良い練習になりました。ストックの扱いがまだまだなので普段から使うようにして慣れていきたいと思います。天気も良く、また苔たちも見れて静かな山行でとても楽しめました。」

「中山展望台やニュウ山頂からみた景色、雪と苔が一緒にいる景色が特に印象に残りました。歩行技術はもちろんですが、植物や山のお話がとても面白かったです。」