１７日（火）は晴れて、気温が低いため霧氷が青空に生えて美しい朝でしたが、昼前頃から天候が急変し、あっと言う間に山全体が雲の中に沈んでしまいました。

この日は３００名山を目指し、積雪期のみの限定ルートの山を目標とする方で、積雪期登山の基本を学びたいという６０代の男性でした。

こうした目標がはっきりしている方は、講習する内容もそれに合わせて実施することができます。

参加されて雪山に登る上での様々な課題が見つかったようです。

１８日（水）も前日と同様に前半は晴れて気持ちのいい天候でしたが、後半は曇り空へと変わりました。

この日は、はじめて本格的な雪山を経験する女性でしたが、事前に雪上講習を受講されていましたので、アイゼンでの登下降もしっかりしていて、コースタイムより速いペースで進行しました。

お天気にも恵まれ、蓼科山を堪能いただけたようです。雪山登山のセカンドステップへの参加をお待ちしております。 

３０日（月）はやや荒れたお天気でした。山麓は晴れていましたが、標高2000ｍ以上では雲が掛かり、時々雪も舞い風も強い日でした。

山頂付近は、風によりトレースも消え、一部ラッセルと強いられました。

そんな中、雪山は２回目という若手女性２名様でしたが、無事登頂を果たしました。

参加者の方からは「 冬の厳しい寒さの中登頂できたのは本当に良い経験でした。登り切れたことに少し自信がつきました。」とのご感想。

やや厳しい条件でしたが、雪山の厳しさを体験し、よい経験を積むことができたと思います。今後のステップアップに繋がることでしょう。