甲武信ヶ岳と荒川源流
2022年5月18日(水)に甲武信ヶ岳に行ってきました。荒川の源流の水を汲みたいというお客様のご依頼に応えての山行でした。甲武信ヶ岳には、千曲川(信濃川)の源流と荒川源流、笛吹川(富士川)の3つの源流があります。毛木平登山口から甲武信ヶ岳へのコースには千曲川源流碑がありますが、荒川の源流碑は甲武信小屋から埼玉県側にさらに下ったところにあります。
長野県にある毛木平登山口は、甲武信ヶ岳への最短コースでもあります。日本百名山でもある甲武信ヶ岳山頂まで約4時間のコースタイム。
今回は、山頂を越えて甲武信小屋まで下ります。
新緑が鮮やかな時期です。
登山口から1時間40分ほどのところにナメ滝が見られます。この登山道は千曲川の源流に沿ってすすんでいくため、終始沢のせせらぎが聞こえます。
この先では沢を渉り返して進みます。
登山口から3時間ほどのところに千曲川源流碑がたっています。日本最長の河川、信濃川の最初の一滴がここからはじまっています。
登山道はここまでは比較的なだらかですが、ここから急なコースとなり、奥秩父の縦走路へと高度を上げて行きます。
縦走路の出てからは少し緩やかな道になり、甲武信ヶ岳山頂に登り上げるところで再び急なガレ場となり、展望も開けます。
甲武信ヶ岳山頂では十文字峠への道と甲武信小屋への道とに分かれます。
甲武信小屋へと下り、小屋で一休み。
荒川源流の地へは、甲武信小屋から一般登山道を外れ、踏み跡程度の道を埼玉県側に20分ほど下ります。
この時期、残雪はほとんどなく、荒川源流碑のある場所に到達することができました。
無事に荒川の源流の水を汲むことができ、今回のミッション達成です。
帰りは、キツい甲武信小屋への登り返し、さらに今日2度目の山頂を越え、往路を戻りました。朝7時に登山口を出発し、戻ったのは夕方の4時過ぎでした。慣れない道をお疲れ様でした。
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