火打山 雪山コース情報
日本百名山の雪山に登るコース
豪雪地帯の春山に登る、雪山の締めにおすすめ!
長野と新潟の国境、豪雪地帯にある日本百名山の山「火打山」。山麓では春の息吹を感じる頃、火打山周辺はまだ雪の衣を纏い、遅くまで雪が残っている。コースの途中には高谷池ヒュッテが4月下旬より営業を開始しているため無理なく登頂可能だ。5月末まで雪山を楽しめ、雪山登山の締めくくりにおすすめの山。
コース・行程は笹ヶ峰登山口から登り、高谷池ヒュッテに泊り、火打山を往復する。コースタイムは登山口から山頂まで約5時間ほど。
笹ヶ峰登山口までの道は、4月下旬頃より通行可能となり、無料駐車場がある。
登山口から黒沢までは緩やかな斜面を登る。この時期ところどころ夏道の木道が見えているが、雪が多いと木道は雪に隠れ、ルートファインディングに苦労する。黒沢の橋を渡るあたりが休憩ポイント。
黒沢から十二曲の急斜面を登り尾根上にでる。ここから尾根通しに進む。長い尾根を登りきると傾斜は緩み富士見平にでるが、夏道の分岐や道標は雪に覆われ、この辺りもルートファインディングが求められる。
富士見平付近の緩やかな道を進み、黒沢岳の西側の斜面をトラバースしていく。夏道は消え、急斜面の長いトラバースがこのコースの核心部といってもよい。しっかりとしたアイゼンワークが求められる。視界が悪いと迷いやすいところでもある。
この辺りから目指す火打山が前方に見えてくる。トラバースを終えると少し下り、登り返すと高谷池ヒュッテに到着する。
高谷池ヒュッテからは雪に覆われた高谷池を横切ってすすみ、火打山の右の尾根上にのる。
夏道のある(夏道は雪に覆われている)尾根通しをすすみ、最後は山頂に向かう急斜面を登っていく。
<コースデータ>
コース:笹ヶ峰登山口~(1時間)黒沢~(1時間30分)富士見平~(50分)高谷池ヒュッテ~(1時間30分)火打山山頂~往路下山
コースタイム:登り5時間、下山4時間
高低差:笹ヶ峰登山口(1310m)、火打山山頂(2461m)、高低差約1150m
アドバイス:
・終始、読図・ルートファインディングが求められる。特に視界が悪い時や下山時は注意。このコースで夏山に登ってからのぞまれることをおすすめする。
・核心部のトラバースは、しっかりとしたアイゼン・ピッケルワークが求められる。
アクセス:上信越自動車道 妙高高原ICから県道39号線を経由して約30分。
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