行者小屋から地蔵尾根へ
急峻な岩尾根を行く
南八ヶ岳の稜線への登山道は、行者小屋から文三郎尾根コースと地蔵尾根コースに分かれます。赤岳に登る場合は、文三郎尾根の方がコースタイムは短く、地蔵尾根の方は難易度が上がります。赤岳を経由せず、横岳方面に行く場合は、地蔵尾根の方が時間を短縮することができます。
ここでは地蔵尾根コースの様子を紹介します。
行者小屋~地蔵尾根~地蔵の頭
行者小屋までは、美濃戸口から林道を経由して、南沢コースがコースタイムは短く、北沢コースで赤岳鉱泉を経由しても行くことができます。
詳細は以下をご覧ください
行者小屋の裏手から赤岳鉱泉方面の道と地蔵尾根への道が分岐しています。
地蔵尾根方面に進むと、しばらくは緩やかな樹林帯の中の道が続いています。
先に進むと、左側の涸れ沢が近づき、登山道は沢の縁を通るように進みます。
登山道は次第に傾斜を増し、階段状の道を通ります。
岩場につくられた最初の急な階段が現れます。
階段を上がると樹木もまばらになり、ガレ場を横切るように進みます。
この辺りから赤岳特有の赤い岩肌の急な道が続きます。
階段状の梯子や鎖場が連続します。
急な階段と鎖場で高度を上げて行きます。
鎖場を上がって行くとお地蔵さんが鎮座しています。
その横を通り、岩場は続きます。
右には赤岳がよく見えます。
急峻な岩場の尾根をジグザグに登っていくと、次第に稜線のスカイラインが近づき、稜線に立つ道標が見えてきます。
上り詰めた先は、地蔵の頭と呼ばれる赤岳と横岳の鞍部に位置する稜線上の緩やかなピークになります。
ここから右手(南側)には赤岳が大きく見えます。赤岳展望荘を経て赤岳山頂まで約45分ほど。
左手(北側)に進むと、険しい岩場を経て横岳まで60分ほどを要します。
<コースデータ>
コース:行者小屋~地蔵尾根~地蔵の頭
コースタイム:行者小屋~地蔵の頭 約1時間30分
標 高:行者小屋 約2350m 地蔵の頭 約2710m 高低差360m
※このコースは初心者向きではありません。
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