西岳~編笠山周回コース
青年小屋に泊まるプチ縦走コース
富士見高原を起点に西岳に登り、青年小屋を経由して編笠山に登り、富士見高原に戻るプチ縦走周回コースを紹介します。
富士見高原は長野県富士見町にあり、宿泊施設や日帰り温泉施設、ゴルフ場やスキー場、キャンプ場などがあるリゾート施設です。ここは西岳と編笠山への登山口があり、登山者専用駐車場もあります。中央自動車道小淵沢ICから約10分、諏訪南ICから約15分、中央本線小淵沢駅からも約15分とアクセスのよいところです。
樹林帯をぬけると、後ろに南アルプスの山並みがまじかにのぞめます。
右手には名前の由来にもなった編笠を伏せたような形の編笠山が谷を挟んだお隣に見えます。
西岳の山頂からは八ヶ岳の権現岳、編笠山をはじめ富士山や南アルプスがのぞめます。
山頂からは3つの道に分かれており、登ってきた反対側の青年小屋方面へと進みます。
登山道はすぐに樹林帯に入り、少し下って、小ピークを越えたりとアップダウンを繰り返し40分ほど歩くと開けた谷に出合います。そこを横切ると「乙女の水」という水場があります。
この水場は、青年小屋のテント場でも利用されており飲用可能です。
この水場を過ぎると少しで青年小屋に到着します。
青年小屋は通称「遠い飲み屋」として赤い提灯がかかる人気の山小屋です。是非一度泊まってみたいものです。
青年小屋からは富士山が見えます。
小屋の裏に広いテント場があり、野外にトイレもあります。水場は先ほどの沢で歩いて5分ほど。
青年小屋から編笠山の登りは、大岩が累々と堆積した道を、赤ペンキに従い岩を縫うように上がって行きます。
しばらく登って振り返ると眼下に青年小屋、その背景にはノロシバ、ギボシ、権現岳が見えます。
山頂からは天気がよければ、八ヶ岳の権現岳、阿弥陀岳、主峰赤岳などがのぞめます。
山頂からは3本の登山道があり、「不動清水・信濃境」方向に下ります。視界が悪い時には間違えないようよく確かめるようにしてください。
山頂からは岩場のガレ場をしばらく下り、樹林帯に入ると、シャクナゲ公園を経て急な斜面をジグザグに下っていきます。
編笠山から富士見高原までの道のりは以下で紹介していますのでご参考にどうぞ。
こうした看板が標高100mごとに設置されていますので目安になります。
途中に通る大岩が並ぶ地帯には、昔の人が寝泊まりに利用した岩小屋があります。
編笠山山頂から出発地点の富士見高原の登山口までは下りで約3時間です。
富士見高原から西岳~編笠山の周回コースは、健脚者は日帰りも可能ですが、余裕をもってのんびりと歩き、青年小屋に泊まってゆっくりと下山するのがおすすめです。
ちなみに逆回りは、編笠山への登りが急な分きつくなります。
<コースデータ>
コース:富士見高原登山口~不動清水~西岳山頂~青年小屋~編笠山~富士見高原登山口
標 高:西岳(標高2398m)登山口からの標高差1050m、編笠山(標高2524m)登山口からの標高差1170m
コースタイム:全行程約8時間、登山口~西岳(3時間30分)、西岳~青年小屋(50分)、青年小屋~編笠山(30分)、編笠山~登山口(3時間)
青年小屋宿泊ガイドプラン
今回紹介した登山コースを青年小屋1泊で周回するガイドプランをご用意しています。お客様のご希望の日程や集合時間で実施するカスタマイズガイドプランでご案内しています。
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