赤岳日帰り登山
赤岳へのガイド山行の様子をレポートします。
今回は、赤岳への最短ルートでもある美濃戸から南沢コースを辿り、文三郎尾根から登りました。
このコースの難易度は、長野県の山のグレーディングによると、「3C」となっており、美濃戸(赤岳山荘駐車場)から山頂まで標準コースタイムは約3時間半程度。山頂直下にクサリや梯子の掛かる岩場があるコース。
赤岳の日帰りも可能なコースです。
赤岳山荘の駐車場は、例年土日や夏休み期間中は、午前6時頃には満車となるため、今回は5:30頃到着。まだ空きがある状況でした。
このご時世、例年よりは人手が少ないとはいえ、それでも大勢の登山者が訪れていました。
この日は、下界では猛暑でしたが、南沢コースに入ると、樹林帯の中は涼しく、快適に歩くことができました。
2度の休憩を挟み、コースタイム通りに行者小屋に到着。やや肌寒い。
現在行者小屋は営業しておりませんが、テント場やトイレ、水場は使用可能な状況です。
行者小屋からの文三郎尾根は、急で長い階段が続きます。この階段に耐えられるかどうかがこのコースの鍵になります。
急坂を喘ぎ登ると、阿弥陀岳への分岐路にでます。ここからは岩場となり、クサリ場や梯子の通過があります。
最後の梯子を上りきると、祠のある山頂に到着。
山頂にある赤岳山頂小屋は、今年度営業休止。
この日は山頂付近は雲に覆われ、残念ながら山頂からの展望をのぞむことができませんでしたが、登頂での記念撮影の後、コーヒーをいれ、ゆっくりとランチタイムを過ごしました。
今回は山頂からの展望は望めませんでしたが、それでも八ヶ岳の主峰に登った満足感は味わっていただけたかと思います。
コースデータ
コース:美濃戸(赤岳山頂駐車場)~南沢ルート~行者小屋~文三郎尾根~赤岳山頂
標準コースタイム:登り3時間50分、下り3時間程度(休憩含まず)
アクセス:美濃戸口(八ヶ岳山荘のある場所)まで車で、諏訪南ICより約20分、中央本線茅野駅より路線バスで美濃戸口約40分。ここから赤岳山荘までは林道を歩いて約1時間ほど。
※路線バスは初便が美濃戸口10:03着なので、赤岳日帰りは難しい。
※美濃戸口から車で林道を赤岳山荘駐車場(有料1000円/日)まで約15分ほど。
トイレ・水場:行者小屋で使用可能
赤岳登山ガイドプラン
上記コースでの赤岳登山ガイドプランは以下で紹介しています。
9月の土曜日限定、少人数、日帰り登山
日程や集合時間を設定できるカスタマイズプランはこちら。
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